東浜 意識してボール球「ストライクだけが投球ではない」

[ 2013年2月1日 19:06 ]

ブルペンで投げ込むソフトバンク・東浜

 投球を始めると、秋山監督や投手コーチの目が、真新しい背番号「16」のユニホームに向けられた。ソフトバンクのドラフト1位、東浜(亜大)が宮崎キャンプ初日の1日、予定通りにブルペン入り。捕手を座らせ、オール直球56球を放った。

 「最初は慣れなかった」が、投げていくうちに集中を高めた。見せ場は終盤。わずかにボールとなる球を意図的に投げた。その理由を「コースいっぱいには投げられると思ったが、コースを外れた時はどうかと思って。ストライクだけを投げるのが投球ではない」と明かす。

 150キロ超の速球を投げていた大学時代から、ボールの出し入れの意識は高かった。内外角ともホームベースの投手寄りの角を「ボール半個分くらいかすめるように」投げるのが身上だという。

 見守った高山投手コーチは「肩肘をあまり消耗しない投げ方をする。体全体で投げる柔らかさをもっている」と評価した。

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2013年2月1日のニュース