マー君 レンジャーズが密着マーク 複数球団キャンプ視察へ

[ 2013年2月1日 06:00 ]

一、二軍合同のミーティングで笑顔を見せる楽天・田中

 今オフにポスティング・システム(入札制度)でメジャーに挑戦する可能性がある楽天の田中将大投手(24)を視察するため、レンジャーズを筆頭に複数の球団がキャンプ地の沖縄・久米島を訪問する計画があることが31日、分かった。

 「メジャーの数球団から久米島キャンプの日程の問い合わせが来ている」と球団関係者。大リーグ球団がキャンプ期間にスカウトを派遣するのは異例で、球団とコンタクトを取っている米球団の一つがレンジャーズだ。

 レ軍は田中にとって過去に合同自主トレを行うなど兄貴分として慕うダルビッシュが所属するチーム。日本にも駐在スカウトを置き、昨年は日本ハムに入団した大谷の獲得にも積極的に動くなど、近年は日本市場に力を入れている。米国は6月にドラフトがあることから、春先はアマチュア選手の調査に重点を置き、球団関係者が来日するのは7月以降が多い。この時期の視察は獲得に向けた本気度の表れで、シーズンを通して密着マークすることになりそうだ。

 田中は昨年12月の契約更改交渉の会見で、将来的にメジャーに挑戦する可能性を初めて公の場で明言。早ければ今オフに入札制度を利用して海を渡る可能性も示唆した。

 1日には侍ジャパンの山本監督が久米島を訪問し、日の丸のエースでもある田中は4年ぶりにキャンプ初日に捕手を座らせてブルペン投球を行う予定。「例年と同じではダメ。早め早めにいかないといけない。山本監督に元気な姿を見せたい」。濃密な一年が、いよいよスタートする。

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2013年2月1日のニュース