Aロッド 殿堂入り困難に ボンズ氏らも得票率は選出ライン半分以下

[ 2013年1月31日 07:20 ]

 ヤンキースのアレックス・ロドリゲス内野手(37)に、再び禁止薬物使用疑惑が浮上した。 今回の薬物疑惑により、ロドリゲスが引退後に野球殿堂入りする可能性は極めて低くなった。

 今年は歴代最多762本塁打のボンズ氏、通算354勝のクレメンス氏らが新たに候補者に加わったが、得票率は選出ラインの半分以下。17年ぶりの該当者なしに終わった。

 98年に70本塁打を放ち、引退後にステロイド使用を告白したマグワイア氏(現カージナルス打撃コーチ)も7年連続で落選。現役当時に罰則規定はなく、薬物使用を認めた少数派だが、それでも負のイメージは消えない。

 Aロッドは01~03年の薬物使用に関しては謝罪し、形式上はみそぎを済ませた。しかし、浄化が進む近年の大リーグで先人たちの現況を見れば、今回の「シロ」「クロ」にかかわらず、殿堂への扉が開くことはないだろう。

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2013年1月31日のニュース