オリックス 持病克服の元広島・シュルツ入団テストへ

[ 2013年1月29日 06:00 ]

オリックスの入団テストを受けることになった元広島・シュルツ

 オリックスが元広島のマイク・シュルツ投手(33)の入団テストを2月1日から始まる沖縄・宮古島春季キャンプで行うことになった。

 シュルツは08年から広島に4年間在籍、150キロ超のストレートを武器に中継ぎで活躍した。09年には球団記録まで1試合と迫る22試合連続無失点をマーク。リーグトップの35ホールドも記録した。10年、シーズン途中に椎間板ヘルニアの手術を受け、翌年に再起を期したが11年は19試合の登板にとどまりオフに自由契約となった。12年はナショナルズとマイナー契約を結んだものの、ルーキーリーグでの1試合1イニングの登板に終わった。

 「代理人から完全に治ったので一度見てもらえないか、と連絡があったからテストすることになった。日本での実績があるので回復具合を見るということ」と長村編制部長は経緯を説明した。

 チームは寺原のFA移籍に伴う人的補償で馬原を獲得、移籍2年目を迎えるミンチェもいるが、シュルツも使えるとなれば中継ぎ陣はさらに充実する。「とにかく見てみないと分からない」(同編制部長)とは言うものの、うまくいけばラッキーな“拾い物”になるかもしれない。

 ◆マイク・シュルツ(MIKE・SCHULTZ)1979年11月28日、米カリフォルニア州出身の33歳。ロヨラ・メリーマウント大から00年ダイヤモンドバックス入団。07年メジャーデビュー。08年移籍の広島でセットアッパーとして活躍。10年抑え転向も5月に腰椎椎間板ヘルニアで戦線離脱。11年も19試合の登板にとどまり自由契約となった。通算成績は158試合、8勝8敗8セーブ、防御率2・55。2メートル1、100キロ。右投げ右打ち。

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2013年1月29日のニュース