桑田氏 東大で初指導 「根性で結果は残せない」自ら投球披露

[ 2013年1月27日 17:27 ]

東大の特別コーチに就任し、投球を披露する桑田真澄氏

 元プロ野球巨人投手で、東京六大学野球リーグの東大の特別コーチに就任した桑田真澄氏(44)が27日、東京都文京区の同大グラウンドで初指導した。マウンドから実際に投球を披露するなど実技を織り交ぜて熱心にアドバイスし、選手は真剣な表情で聞き入った。

 青空の下、練習は午前9時に始まった。桑田氏は終始和やかな表情で、1時間半余りノックをした後、自ら華麗な守備やピッチングを見せてプロ仕込みの技術を“伝授”。午後には座学で野球に臨む姿勢や投球理論などを教え「彼らが競技力を高められるよう、僕もますます頑張りたい」と笑みを浮かべた。

 2年の初馬真人投手は「僕たちと同じ目線に立って指導してくれているのが印象的だった。次回以降が本当に楽しみ」と感激した様子だった。

 東大は30季連続の最下位と低迷が続く。桑田氏は「根性や気合で結果は残せない。考えて考えてやっていくことを伝えたい」と持論を展開。「本当の野球の楽しみを味わってもらうためにも、1勝でも多く勝ってもらいたいと思っている」と意気込んだ。

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