大谷 遊撃“専念” 専門の金子誠、二岡を「見て学ぶ」

[ 2013年1月27日 06:00 ]

栗山監督にソーセージを食べさせてもらう大谷

 「二刀流」伝説は遊撃手から始まる。日本ハムのドラフト1位ルーキー・大谷翔平投手(18=花巻東)は、野手としてはまず遊撃手に専念することが26日、決まった。今春キャンプの1、2軍メンバーの振り分けが同日に発表され、栗山英樹監督(51)は2軍スタートの大谷について、キャンプ中の外野守備練習の封印を明言。「野手・大谷」の育成は遊撃から始まる。

 未知への挑戦が楽しみで仕方がない。いよいよスタートする「二刀流」への道。キャンプを6日後に控え、大谷は笑顔でこう言った。

 「まだ実戦でやっていないし、プロの力も見ていない。実戦で通用するのか通用しないのか楽しみ。頑張りたい」

 この日発表されたキャンプメンバーでは沖縄県国頭村(くにがみそん)の2軍で、登録上の投手としてメンバーに記された。糸井の電撃トレードの余波で1軍の外野手が7人(内野手登録の中田を入れれば8人)となった一方、2軍の外野手はわずか2人。それでも大谷は内野手、それも遊撃手でプロ初のキャンプに臨む。栗山監督は「翔平は高校で外野をやってたし、外野の守備はゼロでいい。二刀流と言うけど(外野の守備など)できているものは放っておいていいというのが自分の考え。まず何ができるのかを見極めることが大事」と説明した。

 内野手として何ができて何が足りないか。大谷の将来にAロッドの姿をだぶらせる栗山監督は「ショートができればどこでもできる」との持論から、野手としての守備練習は遊撃に専念させる方針だ。大谷にとっては投手兼遊撃だった中学時代以来のポジション。不安は当然あるが、それ以上に「いい経験になると思う。少しでも早く1軍で活躍できるよう基礎を築いていきたい」と二刀流へ挑む意欲があふれている。

 持参した外野手用のグラブは柔らかくなじんできたところだが、注文している内野手用はまだ手元には届いていない。前日、初めてグラウンドで受けた内野ノックでは、首脳陣の第1段階のチェックをクリアした。捕球の際、グラブに添える右手がかぶりすぎると突き指する可能性があるが、問題はなかったという。そして2軍キャンプには、遊撃手のスペシャリストの金子誠と二岡がいる。「見て学んで、いろんな話を聞いて吸収したい。長くトップでできるよう自分の力にしたい」。英才教育の環境も整っている。

 遊撃のポジションからマウンドへ。そんな夢のようなシーンの第一歩を大谷が踏み出す。

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