39歳・小笠原「戦える体に」…日本ハム時代のコーチ招へい

[ 2013年1月26日 06:00 ]

練習中、おどける巨人・小笠原

 プロ17年目で初のキャンプ2軍スタートとなる巨人・小笠原道大内野手(39)が25日、宮崎市内で自主トレを公開。復活を誓った。

 「(2軍スタートは)キャンプが全てではない。あまり気にしてない。しっかり1年間、戦える体に鍛えるのが第一だと思う」

 例年、この時期は徹底して左方向に打ち返す独自のスタイルを貫いてきたが、今年は違う。フリー打撃の130スイングで打球は中堅から右方向に集中した。「意識はしてないよ。そういうボールが来なかっただけでね。意図はない。気まぐれだよ」。そうはぐらかしたが、昨年までとの違いは明らかだった。

 13日から始まった宮崎自主トレに、若き日を知る人物を招いた。日本ハムで03年までコンディショニングコーチ、その後中日トレーニングコーチなどを務めた勝崎耕世氏(47)。力を効果的に体に伝えることを目的としたファンクショナルトレーニングを提唱している。「日本語で言ったら機能的なトレーニングということ。彼も年なので、無駄な動きがあればロスも大きい」。体の動きを最優先して鍛えた結果、フリー打撃の打球方向にも変化が出た。

 故障が続いた昨季はプロ入り後最少の34試合の出場に終わり、打率・152。昨年12月の契約更改では、球界史上最大の減俸額となる3億6000万円減の年俸7000万円を受け入れた。「もうやるだけ。一つ一つ、しっかりやっていければ」。小笠原の逆襲のシーズンがもうすぐ始まる。

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2013年1月26日のニュース