日本ハムナイン動揺 糸井トレードに武田勝絶句「痛手 間違いない」

[ 2013年1月24日 08:13 ]

糸井のトレードに神妙な表情の日本ハム・武田勝

 鎌ケ谷にも激震が走った。23日、日本ハムとオリックスの2対3のトレード成立発表を受け、主力選手の放出にチーム内にも動揺が広がった。武田勝投手(34)、増井浩俊投手(28)らは驚きの色を隠せず、糸井嘉男外野手(31)と自主トレを行っていた浅沼寿紀外野手(23)は目標とする先輩に1軍で活躍して恩返しすることを誓った。

 トレーニングを終え、帰宅の途に就く武田勝が声を失った。トレードの一報を聞き「急すぎて何と言ったらいいのか分からない…」と話すと、そのまましばらく言葉が出てこない。高い守備能力と打撃に何度も救われ、これ以上ないほど頼もしい存在だった糸井と、同期入団で同じ左腕として今オフもともに茨城県内で自主トレを行っていた八木。2人の移籍は受け入れがたい事実だった。

 しかも、移籍先は同一リーグのオリックス。糸井はライバル球団の主力として何度も対戦することになる。「敵となるのは脅威。痛手であることは間違いない。僕らも気持ちの整理をつけてキャンプに臨みたい」と左腕は声を振り絞った。また、セットアッパーの増井も同様に「走攻守そろっている選手なので敵にはしたくなかったですね」とその存在の大きさを口にした。

 糸井を兄貴分と慕っていた浅沼は「残念な気持ちです」と素直に悲しんだ。投手で入団しながら4年目の11年に野手転向。左打ちの外野手で、糸井と同じ道を歩もうとしている。オフには浜松で行っている自主トレにも弟子入りし、共に汗を流してきただけに「ずっと背中を見てやってきた。教わったことを続けていきたい」と口を真一文字に結んだ。
 それでも、浅沼にとっては絶対的なレギュラーが抜け、右翼のポジションが空くのはチャンスでもある。「1軍でプレーする姿を見せることが恩返しにもなる。そういう意味でも頑張りたい」と気を引き締めた。

 激震が走った大型トレード。それでもキャンプインまで1週間しかない。連覇のために、ベテランも若手も前に進んでいくしかない。

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