こんなの松井氏だけ!代理人テレム氏が手記で秘話明かす

[ 2013年1月24日 06:00 ]

松井(左)の代理人を長年務めたアーン・テレム氏

 昨年限りで現役を引退した松井秀喜氏(38)の代理人アーン・テレム氏(58)が22日(日本時間23日)、「松井は特別な人物」と題した異例の手記を発表した。同日付の英字新聞「ジャパンタイムズ」に寄稿。昨年12月27日の引退表明以来、初めて松井氏について言及した。

 テレム氏は02年秋、代理人契約を結ぶ前にメールでやりとりした時点で、謙虚な人柄にひかれていたと告白。03~09年のヤンキース在籍時も「イレギュラーバウンドを捕球するのと同じように、メディアの厳しい質問にも冷静に応じていた」と振り返った。

 最も驚いた出来事として、05年オフにヤ軍と新たに4年契約を結んだ際、報酬が当初の取り決めよりも上乗せして支払われたエピソードを披露。NBAなどの選手も含め、32年間のキャリアで500人以上のアスリートを顧客としたテレム氏は「経験したことがなかったし、今後もないのでは」と結んだ。

 テレム氏は、松井氏がヤ軍からFAとなった09年オフにも、米メディアに能力や人柄を訴える異例の声明を発表して売り込み。今回は惜別と感謝のメッセージとなった。

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2013年1月24日のニュース