楽天 東北の“稲葉2世”獲り 1位候補は桐光・松井

[ 2013年1月24日 06:00 ]

楽天が今秋ドラフトの上位指名候補にリストアップした仙台育英・上林

 東北の稲葉二世を獲る!楽天が今秋ドラフトの上位指名候補として仙台育英の上林誠知外野手(17)をリストアップしたことが23日、分かった。

 上林は高校通算10本塁打ながら、パンチ力ある打撃が持ち味。1年秋からレギュラーとなり、昨秋の明治神宮大会では準決勝の北照戦で満塁本塁打を放つなど優勝に貢献した。50メートル6秒0、遠投100メートルと走攻守3拍子そろった逸材で、同じ左打ちの外野手の日本ハム・稲葉をほうふつさせる。

 球団は前日に仙台市内で今年初のスカウト会議を実施。桐光学園の松井らを1位指名候補として挙げるなど、例年と同様に即戦力投手の補強を最優先させる方針だ。その一方で球団関係者は「常にスタメンで試合に出場する華のある野手も欲しい」と話し、上林にも注目。昨秋ドラフトでは4位で将来の正捕手候補でもある下妻(酒田南)を「東北枠」で獲得し、今年は上位指名で東北の「稲葉二世」を狙う。球団は今後もスカウトを派遣し、上林に密着する方針。東北の逸材を逃すわけにはいかない。

 ◆上林 誠知(うえばやし・せいじ)1995年(平7)8月1日、埼玉県生まれの17歳。小1から野球を始め、土合中では浦和シニアに所属して3年時に全国大会優勝。仙台育英では1年秋からレギュラー。1メートル83、77キロ。右投げ左打ち。

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2013年1月24日のニュース