マツコもびっくりの魔球使い手…中日・岩田「精度高めたい」

[ 2013年1月23日 06:00 ]

オーストラリアでの自主トレから帰国し、ナゴヤ球場に姿を見せた中日・岩田

 魔球を自在に操り、実績でも全国区へと上り詰める。中日・岩田慎司投手(25)が22日、持ち球「無回転フォーク」の完全制御を今季の目標に掲げた。

 一躍、全国区に躍り出た。球界には広く知られていた岩田が投じる「魔球」。予測不可能な軌道を描く「無回転フォーク」は今月16日にABC系で放送された人気番組「マツコ&有吉の怒り新党」で「新セパ2大不思議なボール使い」として紹介された。捕手も捕球困難な不思議な球として、毒舌のマツコ・デラックスも「魔球」に認定。ただ岩田自身は魔球を魔球のままで終わらせるつもりはない。

 「これまで行き先は“ボールに聞いてくれ”だった。もっと使えるように精度を高めたい」

 不安定な球筋ゆえに、これまでは使用するのは1試合に数球だったが、狙い通りのコースに投げられれば、決め球としての威力は格段に増す。

 オーストラリア自主トレから21日に帰国。現地では体力強化に努めた。「開幕ローテに入って10勝」。目標達成には、魔球制御がカギを握る。

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2013年1月23日のニュース