ダルが語った教育論!押しつけより成長促す放任主義を

[ 2013年1月23日 06:00 ]

笑顔を見せるレンジャーズ・ダルビッシュ

 放任主義が一番!レンジャーズのダルビッシュ有投手(26)が22日、東京都千代田区のパレスホテル東京で行われた、自身が契約するメーカー・株式会社ドームの「キックオフパーティー2013」に出席。子を持つ全国の親に対し「自由に育ててほしい」とのメッセージを送った。

 ダルビッシュが教育問題に鋭く切り込んだ。ドームの安田秀一社長を相手にしたトークショー。「これは言いたいことありますね」と前置きし、「お父さん、お母さんは自分の理想を押しつけるのではなく、やっぱり自由に。野球だったら好きにスイングしなさい、好きな投げ方で思い切り投げなさい…。そういう指導が一番、子供の成長につながると思う」と力説した。フリーダム。ダル流の放任主義のススメに、1000人近くが詰めかけた会場からは大きな拍手が起こった。

 型にはめると、子供が持つ無限の可能性が損なわれかねない。その持論通りに、ダルビッシュ自身も型にはまることなくここまで成長してきた。前日に帰国し、日本国内では今オフ初となる公の場。顔はキリッと引き締まり、体重も「100キロちょっとあります」。シーズン中と同じベスト体重を維持するなど、順調な調整ぶりをうかがわせた。昨季は移籍1年目で16勝をマーク。今季はエースとしての活躍を期待されている。

 「僕はプロ。プロである以上、甘えとか妥協とかは、それ(プロ)を目指している人たちに対して失礼だと思う」。トレーニングに向き合う姿勢についても、そう熱く語ったダルビッシュ。将来、プロ野球選手を目指す子供たち、そしてその親へ。絶対エースからの、新年のメッセージだった。

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