森脇監督「固定観念こそ大敵」 キャンプ初日で入れ替えも辞さず

[ 2013年1月20日 07:43 ]

スタッフ会議を終えさっそうと引き揚げるオリックス・森脇監督

 オリックスは19日、神戸市西区の合宿所「青濤館」で監督・コーチ会議を行い、2月1日からの宮古島春季キャンプのメンバー組分けを決めた。

 「枠の世界だから、みんなが同じ土俵の上には立てない。ただ、時間だけは平等にある。それをどう使っていくのかが問われる」。森脇監督独特の口調で説明された振り分けは、基本「現時点で(全力で)やれる人がAで、まだやれない人がB」だという。

 とはいえ、阪神からFA移籍の平野恵、ソフトバンクにFA移籍した寺原の人的補償で獲得した馬原、平井、松本らのテスト組、さらに新外国人はすべてA組に入れているのは、戦力をきっちり見定めたい意図があるからだろう。

 さらに指揮官は「固定観念こそ大敵」と言い切った。「キャンプ初日に動きが強烈に重いというケースもある。そんな時は初日でも入れ替えをする」。

 監督就任時、チームに変化を求め、秋季練習・キャンプを通じて選手に発信してきたのは準備の大切さだった。備えのおろそかな者は必要なし、躍動感なき者は去れ! 指揮官は徹底した競争原理で最下位からの巻き返しを狙う。

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2013年1月20日のニュース