米国代表 バーランダー招集へ WBC初Vの切り札に

[ 2013年1月19日 06:00 ]

米国の28人目の選手として加入することが予想されるタイガースのバーランダー

WBC予備メンバー発表

 初優勝を狙う米国代表が、最終兵器としてタイガースのジャスティン・バーランダー投手(29)を招集していることが17日(日本時間18日)、明らかになった。

 米国代表は予定より1人少ない27人の予備メンバーを発表。「残り1枠」は11年にア・リーグMVPとサイ・ヤング賞をダブル受賞した右腕の返答待ちで、大リーグ公式サイトは「来月から始まるキャンプでの調整次第で加わる見通しだ」と伝えた。

 三度目の正直へ、投打にバランスの取れた布陣を選んだ。先発の柱には昨季20勝でナ・リーグのサイ・ヤング賞右腕ディッキーを選出。だが確実に勝つために「絶対エース」の勧誘も継続していた。バーランダーは最速160キロを超える直球を持ち、4年連続で17勝、200奪三振以上をマーク。11年にはリーグ最多の24勝、防御率2・40、250奪三振でア・リーグMVPとサイ・ヤング賞をダブル受賞している。先発さえ役割を果たせば後ろにはキンブレル(ブレーブス)ら強固な救援陣が10人も待機。過去2大会逃した優勝を手にするための秘策だった。

 野手でも柔軟な選手起用を最優先し、内外野を守れるユーティリティーの2選手がメンバー入り。今後は最終メンバーまでに大幅に入れ替えはしないつもりだ。万事に備えた人選に、ジョー・トーリ監督は「全員が国を代表することに情熱と誇りを持っている。いいチームを結成できた。結果が出るのを祈るだけだ」と自信をのぞかせていた。

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2013年1月19日のニュース