女子プロ野球 関東に新球団!関東、関西の2チーム制に

[ 2013年1月18日 06:00 ]

女子プロ野球リーグのロゴの入ったボールに手を合わせる(左から)植村、厚ケ瀬、三浦、小西美、中島、川端、佐藤、小久保

 4季目を迎える女子プロ野球リーグが関東に新球団を創設、進出することを17日、発表した。新球団名は星の女神を意味する「イーストアストライア」。女子野球リーグは昨年までは主に京阪神を中心に活動してきたが、関東進出をきっかけに全国で試合を実施する。シーズンは3月30日、わかさスタジアム京都で開幕。関東地区初戦は4月20日、神宮球場で行われる。

 発表された計画では、これまでの京都、大阪、兵庫の3チーム制から関東地区で活動する「イーストアストライア」と関西地区で活動する「ウエストフローラ」の2チーム制に移行。チーム名はいずれもギリシャ神話の女神にちなんで名付けられた。

 試合形式も変更され、前後期各12試合、年間24試合で争われる「ヴィクトリアシリーズ」と、2チームを4チームに再編し、2日間のトーナメントを全国16地域で開催する「ティアラカップ」の2パターンを実施する。

 女子野球の日本代表は、昨年8月にカナダで開かれたW杯で3連覇を達成するなどレベルは世界最高峰。女子野球リーグからも昨季22試合で11勝を記録したエース・小西美加ら5選手が出場し、また、新人選手として3人の代表メンバーも加入したことで、プレーのレベルも格段にアップすることが期待されている。

 太田幸司スーパーバイザーは「関東に進出したことで巨人―阪神戦のような東西対決にしたい」と、意気込みを披露。イーストアストライアに所属するヤクルト・川端の妹、友紀は「兄がプレーする関東で女子野球の輪を広げたい」と決意を語った。

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