例年以上の充実度 イチロー メジャー13年目へ自主トレ公開

[ 2013年1月15日 18:17 ]

自主トレで笑顔を見せるヤンキースのイチロー

 ヤンキースのイチロー外野手が15日、ほっともっとフィールド神戸で自主トレーニングを公開した。グラウンド上では軽いランニングと遠投のみを行い、その前後に室内で打ち込むなどこの日の練習は約2時間半。メジャー13年目のシーズンに向けた仕上がりは順調なようだ。

 自主トレーニングを手伝うスタッフらが口をそろえるのは、今オフの練習内容の濃さ。球場周辺の急坂や階段を使ったダッシュをたっぷりこなすなど例年以上に走り込み、体の切れ、動きは良い。以前の同時期よりもキャッチボールの球筋やフリー打撃でのスイングが力強くなったという声もよく聞かれる。

 今後は2月中旬まで日本で調整し、春季キャンプに備える。昨季途中にマリナーズから移籍したイチローにとっては、ヤンキースの一員として迎える初のキャンプとなるが、環境の変化には「それによって僕がぶれるわけにはいかない」と平常心を強調。「(現役最多、通算647本塁打の)ロドリゲスでも代打を出される。そういうことが唯一起こり得る。そういうところに身を置ける」と、激しい競争から得られる刺激を歓迎していた。

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