「辞めさせろ」怒号飛び交う法大OB会 監督除名案に半数以上賛成

[ 2013年1月13日 11:09 ]

法大野球部OB総会の壇上であいさつした侍ジャパン・山本浩二監督(中央)、高代コーチ(左)、日本ハム・稲葉

 法大野球部のOB会組織「法友野球倶楽部」と金光興二監督(57)との間で深刻な対立劇が生じていることが12日、明らかになった。

 意向を聞かずに現場の人事を進めたとして田中英樹先輩理事、佐藤典人野球部長の退任を要求したOB会に対し、金光監督サイドはOB会による要求撤回と謝罪がなければ、法的措置も辞さない旨の内容証明を昨年12月に送付していたことが判明。法廷闘争に持ち込まれる可能性も浮上した。

 この日の総会は予定を1時間以上超える1時間40分を要するほど紛糾。最後には金光監督のOB会除名案が持ち上がり、出席約130人のうち半数以上が賛成。「辞めさせろ!」と怒号も飛んだ。OB会には除名決議についての明確な規定がないためその場での決議は見送られたが、今後の話し合いが平行線をたどれば、現役監督を除名するという前代未聞の事態に及ぶことが決まった。

 事実上の退任勧告を行ったOB会の池田周弘副会長は「金光監督が退任した方がいいのではないかということも大学に提案してきた。しかし最終的には逆にOB会執行部を訴える書面が届く異例の状態となっている」と説明した。

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2013年1月13日のニュース