法大野球部内紛…要職「先輩理事」交代劇が騒動発端

[ 2013年1月13日 06:00 ]

取材に応じる法大野球部OB・五明会長(左)と池田副会長

 法大のお家騒動は、金光監督、田中先輩理事、佐藤部長を中心とする現場組とOB会の対立という構図になっている。先輩理事とは東京六大学野球連盟特有の役職で、現場とOB会組織のパイプとなる役職。六大学においては非常に重要な職とされている。

 法大では玉本広先輩理事が21年間同職を務めてきたが、昨年現場組がOB会に相談することなく、田中前助監督を先輩理事に据えたあたりから両者の対立は深刻化してきた。あるOBは「あのとききちんと手順を踏んでいれば、こんなことには…」と話す。OB会では以前から、全国の有望選手を集めながら、10年間20シーズンで優勝が4度しかないという実績に加え、助監督交代の際などに相談がないという理由で監督交代を求める声が上がっていた。

 一方で現場組を支持するグループからは「OB会が現場に介入しすぎ」とする声も上がっており、OB会も一枚岩とはなっていない。

 

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2013年1月13日のニュース