斎藤佑 キャンプ2軍スタート 右肩痛抱え見通し立たず

[ 2013年1月12日 06:00 ]

右肩痛を抱える日本ハム・斎藤

 日本ハム・斎藤佑樹投手(24)が、今春キャンプは沖縄県国頭村(くにがみそん)での2軍スタートとなることが決定的となった。

 11日、千葉県鎌ケ谷市の2軍施設でスタッフ会議が行われ、大枠でキャンプでの1、2軍の振り分けを決定。右肩痛を抱える同投手については、まずはリハビリを優先させる方針となった。斎藤にとって、プロ3年目で初のキャンプ2軍スタートとなる。

 真価が問われる3年目は、試練と我慢の船出となる。昨季に開幕投手を務めた斎藤だが、実戦最終登板となった11月1日の巨人との日本シリーズ第5戦(札幌ドーム)で救援登板した際に右肩に痛みを訴え、2カ月が経過した現在も万全な状態には戻っていなかった。

 昨年11月に招集された侍ジャパン代表のキューバとの強化試合でも登板を回避。その後、リハビリを続け、年明けは10日まで地元の群馬県で自主トレを行ってきた。キャッチボールは昨年末に再開。斎藤本人は「もう嫌な感じはない。キャンプイン(2月1日)のブルペン入りを目指しています」と話してきたが、右肩の不安は完全には払しょくされておらず、遠投もまだ控えている状態で、ブルペン入りの見通しは全く立っていないのが現状だ。

 最終決定は25日のスタッフ会議後となるが、手術明けの小谷野や金子誠らとともに2軍でリハビリ組の調整に入ることは決定的。ドラフト1位ルーキーの大谷の動向とともに、2軍での斎藤の復調具合が注目される。

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2013年1月12日のニュース