藤浪 初日から志願のブルペン 首脳陣絶賛「新庄が入った時も…」

[ 2013年1月10日 17:15 ]

新人合同自主トレを視察し、藤浪(右)に声をかける阪神の和田監督

 阪神のドラフト1位ルーキー藤浪晋太郎投手(大阪桐蔭高)が10日、兵庫県西宮市の鳴尾浜球場で始まった新人合同自主トレーニングでさっそくブルペン入りし、中西清起1軍投手コーチらの前で投球を披露した。

 藤浪は50メートルほどのキャッチボールを終えると「自分は傾斜を使って投げないとだめなタイプ。感覚を忘れないように」と、首脳陣に志願してブルペンに向かった。捕手を立たせて30球、セットポジションから「5、6割」の力でテンポよく切れのある球を投げ込んだ。

 中西コーチは「手足の長さがあり(マウンドの)18・44メートルが16メートルくらいに感じる」と評し、和田豊監督は「ランニング一つ取っても、躍動感がある。新庄(剛志)も入った時にああいう走りをしていた」と絶賛した。

 キャンプインまでに本格的な投球練習は行わず、今後もキャッチボールの延長としてブルペンに入る予定という。1軍キャンプ帯同が確実視される大型右腕は「(本格投球は)暖かくなってからで十分。焦らず自分のペースで頑張りたい」と落ち着いた口調で語った。

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