広島ドラ1高橋 高校の先輩・衣笠氏の「忍耐」と入寮

[ 2013年1月10日 09:57 ]

母校の先輩・衣笠祥雄氏から授かったサインを手に笑顔の広島・高橋

 広島のドラフト1位・高橋大樹外野手(18)は球団、そして龍谷大平安の先輩にあたる衣笠祥雄氏(65)の直筆色紙を手に、広島県廿日市市の「大野寮」に入寮した。「忍耐」と記された1枚。7日に同氏と初対面した際に受け取った。

 龍谷大平安・原田英彦監督らが中心となり、京都市内の焼き肉店で衣笠氏と高橋との食事会が設定された。「すごい人は考えていることが違う。自分が今まで聞いてきたいろいろな話の中で一番、説得力がありました」。2215試合連続出場を果たした世界の鉄人のオーラに圧倒されながらも、高橋は会話の中から、プロ選手のあり方をどん欲に学び取った。

 「サインをもらって、それを糧にして頑張る人もいる。特に子どもは大切にしなさい」――。言葉が胸に染みわたった。「衣笠さんに出会って自分の考え方が変わった。ああいう人物にならないといけない」と心酔。部屋はかつて大竹、前田健、野村らが使用した“出世部屋”の104号室に決まり、「僕で途切れないようにしたい。衣笠さんのように長く野球をしたい」と誓った。

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2013年1月10日のニュース