「言い訳できない戦力にする」中畑監督最終年へ本気の12億円補強

[ 2013年1月9日 08:40 ]

DeNAが獲得を目指すレッドソックスのパディーヤ

 DeNAが、新外国人としてレッドソックスをFAとなったビセンテ・パディーヤ投手(35)の獲得を目指して本格交渉に入っていることが8日、分かった。パディーヤはメジャー14年間で通算108勝をマーク。5年連続最下位で先発の駒不足が深刻なチーム事情から、実績十分の大物助っ人に白羽の矢を立てた。

 昨オフは12月にDeNAが親会社としてNPBに新規参入。高田繁GMが就任したが時期的にも補強は後手を踏み創設1年目は最下位に沈んだ。しかし、今オフは違う。春田真オーナーの「来季は言い訳できない戦力にする」という大号令の下で補強費も大幅に増額。中日からブランコ、ソーサ、ソトを総獲りし、ソフトバンクとの大型トレードで多村、吉川、神内が加入。日本ハムからも土屋をトレードで獲得した。

 大型補強を敢行していたが、手薄なままだったのが先発の軸となる助っ人だった。メジャー通算108勝と実績十分なパディーヤが加入すれば、先発の柱として計算が立つ。

 福留の争奪戦は阪神に敗れたが、用意していた2年総額3億円プラス出来高払いの資金はパディーヤ獲得に回せる。中畑監督が進退をかける契約最終年。年俸2億円以上を用意して本格的な交渉に入っており、パディーヤの獲得をもって総額12億円補強が完了する。

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2013年1月9日のニュース