巨人 次は松井監督!渡辺会長 まずは来季ヘッド招へいも

[ 2013年1月8日 06:00 ]

巨人の渡辺球団会長が原監督(右)の後継者に松井氏を指名

 巨人・渡辺恒雄球団会長(86)が7日、昨年末に現役を引退した松井秀喜氏(38)を次期監督候補に指名した。原辰徳監督(54)の後任に最適とし、今月中に帰国予定の松井氏との会談で、次期監督就任を要請することを宣言。早ければ来季にもヘッドコーチとして招へいする構えまで見せ「巨人・松井監督」誕生を熱望した。

 強烈なラブコールだった。渡辺球団会長は、松井氏を次期監督として招へいする考えをはっきりと口にした。

 「今、原君の後を継ぐっていうのがいないんだよ。原君はまだやるけどね。その後は松井君は最適だよね、こちらから見れば。松井君の方がどう考えるかだよ。帰ってきたら会うから。会って頼む」

 巨人で育ち、世界で輝いたスラッガーの引退。渡辺球団会長は都内ホテルで行われた通信社の新年互礼会出席後、松井氏の引退について初めて口を開いた。さらに「(松井監督は)みんなが望んでいることだから。おそらく野球ファン全部が望んでるんじゃないかね。彼が他の球団だったらおかしいじゃないか。こっちはね、大口あけて待っているんだから」と続けた。松井氏の帰国後に予定している会談で、次期監督就任を要請することになる。

 渡辺球団会長は監督就任までの具体的プランも口にした。「ヘッドコーチかなんかやってね。だって彼はバッターだろ。ピッチャーはどうするか、研究してもらわないと」とまずは参謀役としての監督修業を積ませる準備もあると明かした。「順序としてね、松井君がやってくれたらその後は高橋由伸君とかいろいろいるけど」。松井監督が誕生すれば実現するスター監督の系譜を思い描いた。

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