【戦力分析】西武 課題の守護神 ポスト中島は助っ人次第

[ 2013年1月4日 13:40 ]

 シーズン途中の低迷が響き優勝を逃した西武は、守護神とポスト中島が13年を戦い抜く上でのキーワードになりそうだ。

 緊急避難措置で涌井をストッパーにし、終盤猛烈な追い上げをみせたが、13年は涌井が先発へ復帰予定。そのために広島で抑えを務めていたサファテ、日本球界復帰となるかつてのセーブ王・シコースキーを獲得した。ただ、いずれも全盛期の力を期待するのは難しく、中継ぎで活躍した十亀、新人の増田ら日本人がストッパーに指名される可能性もある。

 野手ではメジャーに挑戦する中島の穴をどう埋めるかがポイント。遊撃手には片岡を二塁から回し、二塁に浅村を入れるのが、最も落ち着く布陣。これを攻撃という点で分析してみると、新外国人のスピルボーグスに期待するところが大きくなる。

 メジャー通算42本塁打の右打者は「中島が抜けるだろうと思って獲った選手」(鈴木球団本部長)だが、日本の野球に適応するかどうかは未知数。加えて主砲の中村が左ひざの手術で開幕は厳しい厳しい状況なだけに、新外国人にかかる負担は予想以上になりそう。助っ人が機能するかどうかが西武の浮沈を握っている。

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2013年1月4日のニュース