【戦力分析】ロッテ 角中は1番で起用 先発投手陣のコマ不足解消がカギ 

[ 2013年1月4日 11:34 ]

 伊東新監督を迎えるロッテは、補強は最小限に抑え、現有戦力の底上げを図る。

 投手陣は、先発のコマ不足の解消がカギ。昨年は、規定投球回数に達したのは、成瀬とグライシンガー2人のみ。故障がちな唐川が、ケガしない体づくりができているかが、上位進出のポイントの一つとなる。

 藤岡、大谷、再起を誓う渡辺俊が1年フルに活躍すれば、上位に食い込んでくる。加えて、ドラフト1位の松永も即戦力として活躍できれば、悩み解消へとつながる。

 守護神争いは、26セーブを挙げた薮田を筆頭に、新加入ゴンザレス、松永、益田、ロサの5人が候補。「競わせながら適性を見極めて決める」と伊東監督。固定した守護神が出ると心強い。

 打線は、昨季の首位打者の角中を1番打者で起用する構想を伊東監督は抱いている。固定した打順が組めるかが、浮上の条件となる。顔触れは大きく変わりそうもないが、ユーティリティープレーヤーの鈴木らの若手が割って入るか。入団テストに合格したG・G・佐藤は、2年ぶりの日本球界復帰でどれだけ活躍できるか、シーズンが始まるまでに結果を出したい。

 長打力はないものの、打率と出塁率は共にリーグ1位。つながり出すと止まらない打なだけに、投打がかみ合えば怖い存在となる。

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2013年1月4日のニュース