藤浪 理想は球児「本物のストレートを投げる」

[ 2013年1月1日 06:00 ]

プロへの第一歩を踏み出す阪神・藤浪

 プロでも負けない投手を目指す。阪神のドラフト1位・藤浪(大阪桐蔭)は将来の目標として最多勝投手を掲げた。

 「個人タイトルはあまり欲しいと思わないけど、強いて言うなら勝ちにこだわるという意味で最多勝ですね」。昨年は甲子園で史上7校目の春夏連覇を達成。超高校級右腕には勝利がよく似合う。理想の投手像はカブスに移籍した元守護神の藤川。役割こそ違えど、求めるものは一緒である。

 「藤川さんは本物のストレートを投げる。ストレート一本で勝負できる数少ない選手で尊敬しています。バッターが狙っても打てないストレートを目指していきたい」

 1メートル97の長身から投げ下ろす最速は153キロ。だが「全然(プロで)通用するとは思っていない」という。体重は86キロと、身長に比べればきゃしゃな体格。プロ1年目は5キロ増を計画し、一日でも早くストレートを「火の玉」にまで高める。

 日本ハムのドラフト1位・大谷との再戦は全国のプロ野球ファンが注目している。2月23日のオープン戦(名護)で再戦が実現する可能性もあり「機会があれば思い切って投げたい。ファンの方も楽しみにしていると思う」と誓った。

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2013年1月1日のニュース