福留 阪神入り決断!3年総額6億円、25日にも発表

[ 2012年12月25日 06:53 ]

阪神入りが決定的となった福留

 ヤンキース傘下3Aスクラントンを自由契約となっていた福留孝介外野手(35)の阪神入りが24日、決定的となった。福留サイドが阪神入りの意向を固めた。2年契約で、3年目は球団側が選択権を持つ。出来高を含めた総額は3年で最大6億円とみられる。阪神とDeNAが激しい争奪戦を演じていたが、福留は熟慮の末に阪神入りを決断した。25日にも正式発表される見込みだ。

 日本列島を寒波が覆ったクリスマスイブ。福留がついに決断した。25日にも阪神には入団の、DeNAには断りの連絡を入れ、正式発表の運びとなる。阪神にとっては待望のビッグプレゼントが届いた。

 3連休の最終日だった24日、兵庫・宝塚市内で報道陣に対応した阪神・中村勝広GM(63)は「状況に変化はない」としながらも「もう、そろそろじゃないか」と入団決定が近いことを示唆していた。

 関係者の話を総合すると、阪神の提示条件は最大で3年総額6億円に達する大型契約。基本は2年契約で、出来高を満額クリアすると各年2億円となり、3年目は球団側が選択権を持つ。DeNAのオファーは最大で2年4億円、プラス出来高だったとみられ、条件面で阪神が上回った。

 これで阪神はツインズを退団した西岡をはじめ、オリックスから日高、新外国人のコンラッドに続き、福留の獲得にも成功した。今季は金本、城島が現役引退し、藤川はカブスに移籍。小林宏、ブラゼルは戦力外とした。この5人の合計年俸が約14億円。また、FA宣言した今季年俸1億9000万円の平野も退団の可能性が高く、巨額の補強費を捻出できる状態を整えたことが、大型補強を可能にした。

 正式交渉のスタートから1カ月弱にも及んだロング交渉は、ついに決着。阪神は最後の野手のピースが埋まり、来季に向けた補強をほぼ満点の形で完了した。

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2012年12月25日のニュース