歳内 恩師が“猛ゲキ”「マウンドで荒々しさを出せ」

[ 2012年12月23日 08:29 ]

子供たちの前でシャドーピッチングを見せる歳内

 阪神・歳内宏明投手(19)が22日、大阪市内で行われたボーイズリーグのトーナメント大会「ベースボールスピリッツ杯」の開会式にゲスト出演した。

 中学時代に所属した宝塚ボーイズの監督で、楽天・田中の恩師でもある奥村幸治氏(40)から「マウンドで荒々しさを出せ」と猛ゲキを受けた。

 奥村氏は田中に加え、カブスに移籍した藤川やヤンキース・黒田を引き合いに出し「球の速い投手はみんな動きがある」と説明。結果を重視して小さくまとまりがちな愛弟子に、闘争心むき出しで剛速球を投げ込む投手に変身するよう諭した。

 「指にかかれば150キロを投げるような投手になれる。これだけの体があるんだから」

 田中がプロ1年目の07年、初登板からなかなか勝てなかったときに「何億円ももらっている選手に打たれて当然。きれいに抑えようとしすぎ。吠えながら投げてみろ」とアドバイスし、それをきっかけに、田中も勝ち星を積み重ね始めた。

 オフも鳴尾浜で投げ込みを続けていた歳内も「シーズン中は崩れるのが怖かったのですが、思い切り投げられている。今は直球を上げようと思っています」と手応え十分。恩師の言葉を胸に猛虎のマー君を目指す。

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2012年12月23日のニュース