阿部 史上3位 年俸5億7000万円で更改へ「最大限評価した」

[ 2012年12月19日 06:00 ]

優勝旅行先のハワイから帰国した巨人・阿部。年俸5億7000万円で更改することが判明した

 巨人・阿部慎之助捕手(33)が19日に都内の球団事務所で行う契約更改交渉で、1億7000万円増の年俸5億7000万円で更改することが18日、分かった。

 これまでの下交渉で球団と基本合意した。プロ12年目の今季は自身初タイトルとなる首位打者、打点王の2冠に加え、リーグMVPを獲得しての大幅昇給。日本球界史上9人目の5億円突破で、来季は現役最高年俸となるのは確実。5億7000万円は6億5000万円の横浜・佐々木、巨人・松井の6億1000万円に次ぎ歴代3位の高額年俸となる。

 名実ともに最高峰のプレーヤーだ。注目されてきた阿部の来季年俸は5億7000万円。日本球界史上3番目の高額年俸となる。

 「原監督が“慎之助のチーム”と言って、その中で最高の結果を出してくれた。数字はもちろん、主将としてのキャプテンシーなど最大限評価した」

 球団関係者はそう説明した。阿部は09年オフに3年契約を結び、来季契約については選択権を持つ球団がオプションを行使。同時に最大級の評価で条件提示した。捕手という過酷なポジションに加え、主将と4番を兼務。その中でシーズン終盤まで3冠王の可能性を残し、打率・340、104打点で2冠を獲得。投手陣の信頼も絶大で、まさにチームの精神的支柱だった。

 阿部自身も「最高のシーズン」と振り返り、今月6日には契約問題に関しては「球団の誠意を感じたい」と発言していた。そして下交渉で今季年俸4億円から1億7000万円増の年俸5億7000万円と「誠意」ある回答を受けて基本合意。巨人では02年の松井に次ぐ歴代2位の高年俸となった。

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2012年12月19日のニュース