黒田らヤ軍FA選手は全員単年 “破格契約”勝ち取ったイチロー人気

[ 2012年12月15日 06:56 ]

来季もピンストライプで戦うことになったイチロー

 イチローの価値を再び全米に知らしめる契約となった。ヤ軍が今オフにFA選手と結んだ契約は黒田やペティットら4人全員が単年だった。

 理由は9年連続で納めている、ぜいたく税(課徴金)の問題。年俸総額が一定の上限を超えた場合に納める制度でヤ軍はその上限が1億7800万ドル(約150億円)から1億8900万ドル(約159億円)に引き上がる14年に向け、緊縮財政に移行した。だが、イチローとは初の複数年を結んだ。

 イチローも交渉開始時は単年だったが、フ軍とジ軍が複数年を提示。代理人のトニー・アタナシオ氏は他球団からの好条件をヤ軍側に伝え、公平な評価を下せば残留すると訴えたと聞く。さらにイチロー自身が残留を熱望したため、マリナーズ時代の年俸1800万ドル(約15億1200万円)から安く契約でき、複数年でも支障はなかった。

 営業面での期待値も大きい。地元ニューヨークでのイチロー人気は絶大で、シーズンを通したユニホームの売り上げはジーターに次ぐ2位。それも在籍した約2カ月間だけで記録した。日本市場への広告塔として期待され、ハル・スタインブレナー・オーナーとランディ・レビン球団社長が残留を熱望した。球団内外でのイチロー人気が複数年につながった。

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