いわき海星が21世紀枠候補に 震災で部室全壊、野球用具も…

[ 2012年12月15日 06:00 ]

来春センバツの21世紀枠候補に選ばれ、練習にも熱が入るいわき海星ナイン

 日本高野連は14日、第85回選抜高校野球大会(来年3月22日から13日間、甲子園)の21世紀枠候補9校を発表した。東北地区は東日本大震災で津波被害に遭ったいわき海星(福島)が選ばれた。来年は記念大会のため、21世紀枠で例年より1校増の4校が選出される。出場校は来年1月25日の選考委員会で審議され、一般選考32校とともに決定する。

 予想外の一報だった。若林亨監督から東北地区の推薦校に選出されたことを聞いた坂本啓真主将は「支援していただいた方に恥じないよう、全力を出し切れるようにしたい」と引き締めた。

 昨年の東日本大震災では津波で部室が全壊。野球用具も流されたが、全国からの支援で集まった道具で白球を追った。指揮官が「砂浜状態」と言うほど、現在もグラウンドにはガラスの破片が残り、満足な練習ができない。それでも18人の部員はマウンドを手作りするなど、前向きに練習に励んできた。

 県内唯一の水産高校。今秋の福島大会では主力4選手をハワイ沖で行われた乗船実習で欠きながらも16強入りを果たした。初の甲子園出場へ一歩前進し、坂本主将は「グラウンドが使えないのは大変だけど、選ばれなかった学校のためにも」と力を込めた。

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