“三原イズム”の栗山監督の発想力「指導者経験ないから何でもできる」

[ 2012年12月13日 08:25 ]

 日本ハムの超大物ルーキー・大谷の遊撃プラン。二刀流だけでも十分に奇抜と言える。そこへ奇想天外なコンバート案だが「栗山監督ならあり得る」と納得させられてしまう。

 先入観にとらわれない野球。名将・三原脩監督に学ぶ考え方が栗山野球の根底にある。コーチ経験のない栗山監督は就任時に「指導者経験がないから逆に何でもできる」と言った。中堅だった糸井と、右翼だった陽岱鋼(ヨウダイカン)を入れ替えるコンバートを実施。「魔術師」と呼ばれた名将が偵察要員やワンポイントリリーフなど誰も考えない戦術を用いたように、開幕戦では稲葉を2番で起用した。

 1メートル93の大型選手・大谷の特長の一つは手足の長さ。バランスと速い動きが求められる遊撃は適材適所ではないようにも思えるが、そうした先入観は一切ない。栗山監督の脳裏にあるのは、昨夏の甲子園の帝京戦だ。打撃も衝撃的だったが、下半身を痛めて足が使えない状態で見せたフィールディングをネット裏から見つめて「体の回転の速さ、柔らかさ、送球の正確さ、どれをとっても凄い」と評している。

 もしかしたら遊撃手・大谷は、2年越しの構想なのかもしれない。

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