滑る公式球には柔軟な意識で…松坂「気にしすぎは肩や肘痛める」

[ 2012年12月12日 09:02 ]

成田空港に到着した松坂 

【松坂に聞く】

 ――WBCへの準備に何が必要か。

 「3月という時点で100%まで仕上げるということはどんな選手でも難しい。戦えると自分の中で納得できる状態に高められるか。ベストに持っていけない場合には、開き直ることも大事。自分の状態を気にしすぎて、普段やっていないことをやるのは良くない」

 ――滑るとされるWBC公式球について。

 「投手個々に感覚が違うし、日本のドーム球場と、(準決勝以降の舞台となる)サンフランシスコでは違う」

 ――どんな心構えが必要になるか。

 「違うボールでの練習で体は張ると思う。滑ることを意識しすぎると、肩や肘を痛めることにもつながる。だから、逆に“滑りを生かすことも可能”という柔軟な意識で取り組む必要がある」

 ――日本代表としての気持ちの持ち方は。

 「日の丸の重みも感じながら、チームで一つになる力は大きい。個々が自分の力を信じ、全員が同じ方向を向いて戦うことだと思います」

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2012年12月12日のニュース