松坂 キューバ戦3戦3勝 打球直撃も力投見せたアテネ五輪

[ 2012年12月12日 09:02 ]

第1回WBC決勝で松坂がキューバ・セペダを見逃し三振に抑える(06年3月)

 侍ジャパンにアドバイスを送った打倒キューバの松坂大輔投手(32)。五輪、WBCで3戦3勝の実績を誇るキューバ戦での投球を振り返る。

 ▽04年アテネ五輪 無安打に抑えていた4回1死、松坂の右上腕部をグリエルの打球が直撃。それでも続投を志願し、8回まで無失点。五輪で日本が過去5戦全敗の相手に歴史的勝利を挙げた。「予選一番のヤマ場を任され、ゲームをつくれて勝てた。それがうれしい」

 ▽06年WBC 初回先頭のパレに先頭打者本塁打を浴びたが、その後は最速154キロの直球主体に4回1失点。唯一3勝を挙げ大会MVPに選出された。「キューバはストレートに強い。そうであればあるほど、僕はストレートで勝負したくなる」

 ▽09年WBC フォーシームは10球程度で、カットボールやシュートを駆使。序盤で内角を意識させつつ要所で外角スライダーを交え、6回を5安打無失点で8三振。「的を絞らせたくなかった。キューバ打線の積極性を逆利用しようと思っていた」

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