山口 育成240万円から7年で年俸100倍に!

[ 2012年12月11日 06:00 ]

「努力」を型どったブロックを積み上げた上に「忍」を乗せる山口

 巨人の山口鉄也投手(29)が10日、東京・大手町の球団事務所で契約更改交渉に臨み、倍増となる年俸2億4000万円でサインした。05年の育成ドラフト1巡目で入団してから7年。年俸は240万円から100倍にまで膨れ上がった。

 「凄く評価していただいた。自分でも出来過ぎなくらいの年になった。充実した一年でした」

 無数のフラッシュに満足感漂う笑顔が浮かんだ。開幕から24試合連続無失点など今季も左の中継ぎエースとして君臨。72試合で防御率0・84と圧巻の成績で、プロ野球史上初の5年連続60試合登板も果たした。「自分の中ではそこが一番、評価できるというか、よくやったと思っている」。球団も鉄腕に対して最大限に評価。試合で登板しない際にブルペンで肩をつくった回数なども調査し、実に1億2000万円増の提示となった。

 05年に誕生した育成選手制度の第1期生。育成出身の出世頭として突っ走ってきた。07年に支配下登録されると、5月9日の阪神戦で育成出身投手として初勝利。08年には新人王を獲得し、09年には育成初の年俸1億円突破を果たした。05年のドラフト直前には楽天、横浜(現DeNA)の入団テストで落とされた左腕が、今や入団時の100倍の年俸を手にするまでに至った。

 さらに侍ジャパンの代表候補にも選出されており、本番では貴重な左腕として活躍が期待されている。「今シーズンは追い込んでから打たれたケースが多かった。空振りを取れる球種を覚えたい」とフォーク、カーブに磨きをかけるなど、さらなる進化を図る。

 「とにかく全部勝ちたい。また同じ状況でこの時期を迎えたい」。球界を代表する救援投手に成長した山口だが、笑顔はこれまで同様、初々しかった。

 ▽巨人救援投手の高年俸 先発から07年シーズン、08年の一時期救援を務めた上原が最高額(07年3億1000万円、08年4億円)。救援専門の投手では、西武からFA移籍1年目の06年豊田清が2億3000万円だった。なお、今季巨人救援陣の最高年俸は久保の1億5000万円。

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