北川「一番の財産」 球史に輝く代打逆転サヨナラ満塁優勝決定弾

[ 2012年12月11日 12:35 ]

01年9月26日、オリックス戦で劇的な代打逆転満塁サヨナラ本塁打を放ちジャンプして喜ぶ北川博敏

 【惜別球人・北川博敏】10月1日、携帯電話が鳴った。「電話が鳴った瞬間、全身から汗が出ました」。翌2日、コーチ就任を要請された。自宅への帰途。お世話になった人への連絡を終えても涙は止まらなかった。

 「現役へのこだわりは多少ありましたが、他のチームにまで行ってやろうというのはなかった。“ついにきたか”という寂しさだけ。ここ2年間はケガも多く、正直厳しいかなと」。阪神、近鉄、オリックスで過ごした18年間。近鉄時代の01年9月26日。代打逆転サヨナラ満塁優勝決定本塁打は球史に語り継がれる伝説だ。「あのホームランで優勝できたことが一番の財産かな」。来季から2軍打撃コーチに就任し、勝負強い打者の育成に心血を注いでいく。

 理想のコーチ像に現阪神コーチの吉田康夫氏を挙げた。「阪神時代、吉田さんによく見てもらった。“2軍慣れするな。上だけを見ろ”とね。今度は自分がそういうことを伝えていきたい」。新米コーチの挑戦が始まる。

 ◆北川 博敏内野手(きたがわ・ひろとし)40歳、18年目。大宮東甲―日大―阪神―近鉄。94年ドラフト2位。最高年俸9000万円(08年)。

 ▼通算成績 1264試合、打率・276、102本塁打、536打点、29盗塁。

 ▼思い出 ともに01年のプロ初本塁打と代打逆転サヨナラ満塁優勝決定本塁打。

 ▼再出発 オリックス2軍打撃コーチ。

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