イチロー“相思相愛”のヤンキース残留へ

[ 2012年12月11日 06:00 ]

ヤンキースと再契約間近と伝えられたイチロー

 ヤンキースがFAとなったイチロー外野手(39)と、近日中の合意に向けて交渉を進めていることが9日(日本時間10日)分かった。複数の米メディアが9日付で報じた。ヤ軍は投手陣との再契約を最優先したため、残留交渉は一時停滞していたが、ここにきて本格化。イチローもヤ軍残留を希望しているだけに、一気に再契約となる可能性も高そうだ。

 イチローの周辺が再び騒がしくなってきた。米CBSスポーツ(電子版)は9日付で「ヤンキースがイチローと近々決着か」との見出しで、「ヤンキースは戻ってきてほしいと思っている。今後数日間での契約合意を望んでいる」と報じた。

 ヤ軍は早くからイチローとの再契約に前向きだった。イチロー自身も代理人のトニー・アタナシオ氏も地元紙に「残留が最優先になる」と明かし、結論は時間の問題とみられていた。しかしチーム事情からヤ軍は、黒田ら投手陣の引き留めを最優先。代理人に事情を説明したとはいえ、イチローを含めた野手陣は後回しとなった。

 待ちに待ったかいはありそうだ。今月3日からテネシー州ナッシュビルで開催されたウインターミーティング後には、ブライアン・キャッシュマンGMが「条件提示はしていないが交渉は進めている。感触は悪くない」と手応えを口にした。その言葉が示すようにここにきてイチローとの交渉は本格化。契約は1年で年俸500万ドル(約4億1500万円)前後とみられるが、FOXスポーツも「関係者の1人は“ヤンキースは物凄い勢いで交渉を進めている。契約はまとまる”と話していた」と残留の見通しを伝えた。

 イチローは今季、マリナーズ在籍時は打率・261と苦しんだものの、ヤ軍移籍後の67試合は打率・322。終盤には2番打者に定着した。移籍後の活躍で、オフには複数球団が獲得に興味を示し、8日には「打線を引っ張ってほしい」とチャーリー・マニエル監督率いるフィリーズが、正式オファーを出すことが判明。年俸は700万~800万ドル(約5億7400万~約6億5600万円)を用意しているが、相思相愛の関係を考えればヤ軍優勢は変わらない。

 シーズン終了後、イチローは「僕がアメリカに来て理想としていたものがここにある。ここでしか味わえないものは確実に存在する」とヤ軍への思いを語った。決断の日が迫ってきた。

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