巨人“契約金超過報道”で朝日新聞を提訴 謝罪広告など求める

[ 2012年12月7日 19:35 ]

 プロ野球巨人は7日、朝日新聞の3月の契約金超過報道が「事実に反する報道で名誉を毀損された」とし、謝罪広告の掲載と5500万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。

 朝日新聞は、逆指名制度などを利用して1998~2005年に巨人入りした一部選手の契約金が、「最高標準額」として球界で申し合わせた1億5000万円(出来高払い5000万円を含む)を大きく超えていたと報じた。巨人は「最高標準額」は契約金の上限ではないというのが当時の球界の一致した見解だったなどと主張し「不正な選手契約を行っていたかのような誤った印象を読者に与える報道」と反発した。

 朝日新聞社広報部は「当該記事は、巨人軍の内部資料と複数の関係者の証言に基づく確かなものです。裁判の中で本社の考えを明確に主張していきます」とのコメントを出した。

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2012年12月7日のニュース