ドラフト指名高校生が無免許運転…西武、入団手続きを凍結

[ 2012年12月7日 17:44 ]

 プロ野球西武がドラフト指名した千葉県の私立高3年の男子生徒(18)が、道交法違反(車の無免許運転と速度超過)の疑いで千葉県警に摘発されていた。7日、同校が記者会見して発表した。西武の飯田則昭専務は入団の手続きを凍結する方針を明らかにした。

 同校によると生徒は4日午前0時40分ごろ、東京湾アクアラインを走行中、29キロの速度超過で摘発され、無免許運転が発覚した。車は同校3年の別の男子生徒(18)の所有で、2人で東京に遊びに行った帰りだった。摘発された生徒は仮免許を取得しており「運転を無理に代わってもらった」と話しているという。

 飯田専務は入団取り消しの可能性を「今は否定できない」と述べた。今後の推移を見守る意向で入団の判断について「本人と話し合った上でということ。彼がどう受け止め、反省していくか」と語った。西武は13日に新入団会見を行う予定で、この生徒は欠席する。

 高校の会見には校長と野球部監督が出席し、生徒の反省文を読み上げて謝罪。監督は「社会人として立派に生きていけるよう指導したつもりだったが、非常に残念だ」と悔しさをにじませた。監督宅で無期限の謹慎処分とし「十二分に反省させたい」としている。

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2012年12月7日のニュース