阿部 故郷に500万円寄付「浦安も隠れた被災地」

[ 2012年12月7日 06:00 ]

母校を訪問し、花束を受け取る阿部

 巨人・阿部がふるさと納税制度を使い、出身地の千葉県浦安市に500万円を寄付したことを明かした。この日は母校・浦安中を訪問。在校生679人との交流を楽しんだ。「今は都内に住んでいますが、生まれ育った町だし、恩返しという感じです。少ないかもしれないが、何かに役立ててくれれば」と話した。

 同中のグラウンドも復旧工事中で「浦安も(東日本大震災の)隠れた被災地というか、地震で道がガタガタになったり。みんな大変な思いをしている」。阿部は本塁打数に応じて同市の障害者福祉施設への寄付なども続けているが、松崎秀樹市長に直接会い、さらなる寄付を申し出たという。訪問後は都内で日本ハム・吉川とともに報知プロスポーツ大賞授賞式に参加。多忙を極めるオフだが、地元への強い思いは常に胸に秘めている。

 ▽ふるさと納税 08年4月30日に地方税法が一部改正され導入。任意の都道府県、市町村などに寄付することで、一定限度まで税額控除される制度。住民票がない出身地やゆかりのある地域に、納税という形で貢献することができる。

続きを表示

2012年12月7日のニュース