糸井たった1000万円増「生意気だけど」2億円保留

[ 2012年12月7日 06:00 ]

契約更改の会見場をあとにする糸井

 日本ハム・糸井の表情には落胆の色がにじんでいた。札幌市内の球団事務所で行われた契約更改交渉は2時間にも及んだ。球団提示は年俸1億9000万円から1000万円増の2億円。陽岱鋼に続く今オフ、チーム2人目の保留に「ちょっとショックです。生意気だけど、保留させてもらいました。アップの評価をしてくれたけど、もっと評価してほしかった」と伏し目がちに話した。

 チームをリーグ優勝に導きベストナイン、ゴールデングラブ賞、最高出塁率。昨季と同じタイトルを獲得し「自分としてはある程度の成績を残せた」。だが球団は打率、打点、本塁打のいずれもが、昨季成績を下回った点を指摘。島田利正球団代表は「前々回が1億、前回が1億9000万円。期待するものが違ってくる。評価は変わらない」と言い切った。

 次回交渉はハワイ優勝旅行明けの16日以降。来春のWBC日本代表候補にも名を連ねているが「来季に向け、よし頑張ろうと思えれば良かったけど…。自主トレとかも引きずりそう…」とショックを隠せなかった。

続きを表示

2012年12月7日のニュース