高木監督 “放言”トーク反省「そこら辺りは落合監督は賢い」

[ 2012年12月2日 06:00 ]

 故郷で突然“モリミチ劇場”が開演した。中日・高木守道監督(71)が1日、岐阜市内のホテルで「中日ドラゴンズ 岐阜ファンの集い」に出席。豊富な話芸?で会場は爆笑の渦と化した。

 目の前には約500人の竜党がおり、持ち前のサービス精神を発揮するには最高の舞台。この日、獲得を発表した新外国人へ、まさかのダメ出しでスタートした。

 「名前が良くないでしょ。バーゲンセン? バーゲンセールの選手じゃ困るよね。登録名はファーストネームの(ブラッド)の方がいいかも」

 正式名さえ把握していない助っ人の名前いじりで聴衆の心をつかむと、今度は突然のボヤき。「言ったことが全部、新聞に載っとる。女房に“おとなしくしときなさい”と言われたら、そのことまで載っとる」と大爆笑のうちに幕を閉じた。

 控室でも71歳は“絶口調”だった。メジャー通算19勝のバーゲセンに「10何勝したくらいで実績か?」と辛口評を与え、DeNA移籍が決定的なブランコに対しても「早よ決めればいいのに。ブランコだから揺れとるんだろ」とダジャレをサク裂させた。

 天才的な話芸を持つ指揮官だけに、最後のオチも忘れていない。「さ細なことでも記事になる。そこら辺りは(前任の)落合監督は賢い。黙っているのが一番。来年は見習おう」。果たして貝になるのか。最後のネタの“バーゲンセール”にならなければいいが…。

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2012年12月2日のニュース