小林 高い潜在能力を買われた…目指せ育成初のメジャーリーガー

[ 2012年12月1日 08:53 ]

インディアンスとマイナー契約を結びスカウトのデープ・デフライタス氏(右)と握手する小林公太
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 今季限りでDeNAを戦力外となった小林公太投手(21)が30日、インディアンスとマイナー契約を結び、都内で会見を行った。09年に育成ドラフト2位で入団も、プロ3年間で1軍での登板はなし。10月に戦力外通告を受けたが、11月の12球団合同トライアウトで、イ軍スカウトの目に留まった。

 11月9日にKスタ宮城で行われた12球団合同トライアウトを視察したイ軍のデーブ・デフレイタス日本担当スカウトは、粗削りながら変則フォームと球の切れに注目。その日に連絡を入れ、獲得の意思を伝えたという。同スカウトは「球の出どころが見えづらく、潜在能力が高い。腕の振りがジャイアンツのロモに似ている」と、今季チームを世界一に導いた守護神を引き合いに出して絶賛。言葉や文化の違いなど野球以外での障害も多いが、「ボディーランゲージで何とかなる」と小林に不安はない。

 目指すは、日本人初の育成出身大リーガー。「下っ端ですけど、名を汚さないように頑張りたい。育成出身という意味で、先駆者になれたらいいですね」と21歳は意気込んだ。

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