増井 大台1億円届かずモヤモヤ更改「自分としてはもう少し…」

[ 2012年11月29日 06:00 ]

5000万円増の年俸9000万円で契約更改した日本ハム・増井

 日本ハム・増井が28日、札幌市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、5000万円増の年俸9000万円でサイン。しかし会見場に姿を現すと「中継ぎというのは試合で派手な活躍は難しいし…。うーん、地道に1イニングずつ積み重ねてきたけど、やはりなかなか評価されにくいのかな」と不満の言葉を並べた。

 中継ぎ転向2年目の今季は両リーグトップの73試合に登板。リーグ記録を塗り替える50ホールドポイント(HP)をマークし、最優秀中継ぎのタイトルを獲得した。自身は9000万円を最低ラインに1億円の大台を目指していただけに「自分としてはもう少し評価していただけると思った」。しかし球団側の評価は高く、「これだけの数字を残すのは凄いこと。上位の評価です」と島田利正球団代表。交渉の席では笑顔ものぞかせ、すぐにハンコを押していたと言うだけに「不満そうなそぶりはなかったんだけど」と困惑顔だった。

 来季の目標を聞かれた増井は「中継ぎのタイトルは続けて狙いたい。もっと上を目指してやるだけです。そうすれば評価していただけるはず」。最後まで晴れることない表情で誓いを立てた。

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2012年11月29日のニュース