侍ジャパン 開幕マー君 中国戦マエケン キューバ戦左腕の理由

[ 2012年11月28日 08:07 ]

楽天納会で笑顔を見せる田中

 来年3月開催のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)1次ラウンドで、日本は初戦のブラジル戦に田中将大投手(24=楽天)を立てる。

 山本監督は「ブラジルは日系の選手がかなり多い。これから分析していく」と警戒する。侍ジャパンで先発&抑えの二刀流として期待する田中を先発に立て、2戦目の中国戦(3月3日)は広島・前田健で、確実に勝利をもぎとる。

 そして宿敵キューバ(同6日)には「北京の時からキューバに対しては左投手の方がいいという印象はある」と指揮官は話しており、内海、杉内といった経験もあるベテラン左腕を投入することになる。

 田中を開幕投手に置くことは、2次ラウンドに向けた戦略でもある。山本監督は「今回は2次ラウンドが1次ラウンドの後すぐに始まる。そこも考えないといけない」と先も見据える。球数規定が前大会と同規定となった場合、6日のキューバ戦で50球以上投げた投手は、中4日を空ける必要がある。すると、8日に開幕する2次ラウンド終盤まで使えない。2次ラウンドは1次ラウンドと異なる「ダブル・エリミネーション方式」。簡単に言えば、最初の2戦で連勝すれば準決勝進出、逆に連敗した時点で敗退が決まる。最初の2戦が極めて重要で、田中、前田健の両右腕で再び連勝したいとの青写真がある。

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