楽天ドラ1・森は今中2世 星野監督「藤浪、大谷より上」

[ 2012年11月28日 06:00 ]

母・貴恵子さんの横でユニホームに袖を通す森雄大

 楽天からドラフト1位指名された森雄大投手(18=東福岡)が27日、福岡市内のホテルで入団交渉し、契約金8000万円、年俸840万円で合意した。最速148キロ左腕は会見で「新人王を獲るぐらいの気持ちでやりたい」と力強く宣言した。

 目標としては、今季高卒1年目で7勝と活躍した釜田を挙げた。10日に倉敷での秋季キャンプを見学。「捕手のミットぎりぎりでの勢いが違う。今まで見てきた速いピッチャーとは少し違った」と刺激を受けた。「自分も1年であれぐらいにならないといけないと思ったら、もっと頑張らないといけないと思った」と決意を新たにした。

 星野監督の期待も大きい。甲子園出場経験はないが、ドラフト前にビデオを見た指揮官は「藤浪(大阪桐蔭)、大谷(花巻東)よりも潜在能力は上だと思う」と絶賛し、広島との競合覚悟で1位指名した。イメージをダブらせるのは、中日の監督だった88年のドラフトで自ら1位指名した今中慎二氏(中日2軍投手コーチ)だ。同じ左腕で細身で手足が長く、直球とスローカーブを武器にするなど共通点は多い。「今中は高卒だったけど、これは凄いと思った」と星野監督。森にも「今中2世」として英才教育を施す方針だ。

 背番号は本人が希望する16が有力。「いずれはWBCのメンバーに入り、日本を代表するような左投手になりたい」。球界を代表するエースへ、森が「杜の都」で羽ばたく。

 ◆森 雄大(もり・ゆうだい)1994年(平6)8月19日、福岡県出身の18歳。姪浜小4年の時に福岡アストロズ(硬式)で野球を始め、内浜中(軟式)も含め投手一筋。高校では1年夏からベンチ入りし、福岡大会準優勝に貢献。2年春も準優勝、3年夏は準々決勝で敗退。12年ドラフトで広島と競合の末、楽天から1位指名された。1メートル84、74キロ。左投げ左打ち。

 ≪今中 93年沢村賞獲得≫大阪桐蔭から中日に入団した今中は1メートル82の長身左腕で、150キロ近い伸びのある速球とスローカーブを武器に90年代のエースとして活躍。93年には249回を投げて17勝、247奪三振をマークし最多勝と最多奪三振。沢村賞も獲得した。93年から4年連続で開幕投手を務め、オールスターには4度出場している。今や伝説として語り継がれている94年10月8日の巨人戦(ナゴヤ)で先発し、4回5失点で敗戦投手となった。実働12年間で233試合に登板し、91勝69敗、防御率3・15。

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