38万人に誓った!原監督 40年ぶり2年連続日本一

[ 2012年11月26日 06:00 ]

沿道のファンに手を振る巨人・原監督。右は斎藤コーチ

 日本一を達成した巨人が25日、東京・銀座で日本シリーズ優勝パレードを行った。今季は交流戦、セ・リーグ、CS、日本シリーズ、アジアシリーズと全て制覇する前人未到の5冠を達成。沿道には09年日本一の際の34万人を上回る38万人が詰め掛けた。原辰徳監督(54)はV9時代の73年以来、40年ぶりとなる2年連続日本一を高らかに宣言した。

 王者の凱旋に銀座が震えた。気温12度と11月下旬にしては暖かい陽光が降り注ぐ中、原監督、主将の阿部を先頭に3台のパレードカーが大声援の中を進んだ。日本橋の三越本店前から、銀座8丁目までの2・3キロ。38万人の熱狂に30分間包まれた原監督は表情を引き締め直し、そして語った。

 「天気にも恵まれ、ファンの方々と互いに“ありがとう”という言葉を掛け合えたのはユニホーム冥利(みょうり)に尽きます。来年へのさらなる英気に変わった。来年もまた、ファンの皆さんと分かち合えるパレードにしたい」

 巨人ではV9時代の73年以来、40年ぶりとなる2年連続日本一へ。指揮官の思いは一層と強まった。巨人の銀座パレードは89、94、00、02、09年に続き6度目。いずれも日本一に輝いた年だけで、他球団と違いリーグ優勝では盛大なパレードを行わないのが巨人の伝統だ。指揮官としては最多となる3度目の銀座パレードだったが「そんなに何回もというわけではないが、非常に新鮮でしたね。1回1回が新鮮だという思いです」と異次元の空間に酔いしれ、興奮を隠そうとはしなかった。

 圧倒的な戦力で5冠を勝ち取り、即戦力右腕のドラフト1位新人・菅野(東海大)も加入するなど順風満帆に見える原巨人だが、来季は国の威信を懸けた第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が3月に待つ。阿部、坂本、 長野、内海、杉内、山口ら大量選出が決定的で、キャンプから開幕直前 まで主力がそろわないというハンデも抱える。ただ前回09年の第2回大会でも球団別最多5選手を輩出し、原監督も代表監督としてチームを離れたが、それでもリーグ3連覇と7年ぶり日本一奪回を成し遂げた。WBCを挟んでのチーム運営は、経験済みだ。

 8月のロンドン五輪メダリストの銀座パレードの50万人には及ばなかったが、02年の40万人に次ぐ球団史上2位の大観衆に誓った。「“ありがとう”というその言葉がわれわれの力になるし、われわれから“ありがとう”と伝えたい」。感謝の思いは40年ぶりの2年連続日本一という結果で全国のG党に伝える。

 ▼乗車した主な選手、首脳陣

 1号車 原監督、岡崎ヘッドコーチ、斎藤投手コーチ、村田打撃コーチ、阿部、高橋由、谷、松本哲、矢野

 2号車 内海、杉内、沢村、宮国、山口、西村、高木京、高木康、川口投手コーチ

 3号車 坂本、長野、村田、小笠原、鈴木尚、加藤健、橋上秀樹戦略コーチ、江藤打撃コーチ、勝呂内野守備走塁コーチ、大西外野守備走塁コーチ

 ≪パレードアラカルト≫

 ☆コース 日本橋・三越本店前をスタートし、日本橋から京橋を経て銀座4丁目から8丁目へ。ゴールとなる銀座博品館前までの全長約2.3キロ。

 ☆沿道のファン 史上2位となる約38万人(主催者発表)が詰めかけた。00年は36万、02年は40万、09年は34万人だった。

 ☆パレードカー 首脳陣、選手は屋根が開閉できる2階建てバス3台に分乗。先頭の1号車に原監督と主将の阿部、ベテラン勢の高橋由や谷らが乗車。2号車には選手会長の内海を筆頭に、投手陣や杉内、村田のFA移籍組。3号車には長野、坂本らが乗った。

 ☆スピード 約5キロ。パレードカーの両サイドには、警備員が徒歩で警護に当たった。

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