ヤクルト・比屋根が結婚 ナースと被災・石巻で深めた愛

[ 2012年11月26日 06:00 ]

結婚相手の千尋さんの似顔絵を手に笑顔のヤクルト・比屋根

 ヤクルトの比屋根渉外野手(25)が、沖縄県在住、小浜博文さん(60=会社員)の長女・千尋さん(25)と来年3月に結婚することが25日、分かった。

 来月10日にも埼玉・戸田の寮を退寮し、共同生活をスタートさせる。比屋根は「日常生活から落ち着いている。僕がしっかりしていない分、しっかりしている。そこに安心感があります」と話した。

 2人は東日本大震災の被災地、宮城・石巻で愛を育んだ。沖縄出身の2人の交際は、比屋根が沖縄尚学1年の時にスタート。その後、比屋根は城西大を経て10年に日本製紙石巻に入社。名古屋の看護学校へ進学していた千尋さんも、比屋根を支えるために東日本大震災後の4月に石巻赤十字病院に就職した。甚大な被害を受けた被災地で被災者の心のケアに取り組む一方、生活物資の乏しい環境の中、2人は支え合い絆を深めた。現在千尋さんは同病院を退職。新婚生活に向け上京している。

 1年目の今季は、43試合に出場。50メートル5秒8の俊足を買われ、当初は代走での起用が中心だったが、終盤は1番に定着した。だが9月12日の阪神戦(甲子園)の9回、この日、現役引退を表明した金本の大飛球をダイビングキャッチした際に左太腿肉離れで離脱。小川監督がその後、何度も「比屋根の離脱は痛い」と口にするまでの存在に成長した。

 最高の伴侶を得た比屋根は「すぐにでも子供が欲しい」と話す。「ヤクルトのボルト」の異名を取る快速男は、人生最高の春を心待ちにしている。 

 ◆比屋根 渉(ひやね・わたる)1987年(昭62)6月20日、沖縄県生まれの25歳。沖縄尚学では3年時に中堅手で春夏甲子園に出場。首都大学野球の城西大では4年秋に首位打者を獲得。日本製紙石巻では10年にチーム初の都市対抗出場に貢献。翌春の東京スポニチ大会でも4強進出の立役者となった。11年ドラフト3位でヤクルト入団。今季は43試合44打数12安打で打率.273、11盗塁。1メートル80、69キロ。右投げ右打ち。

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