内海 ランドセル121個を寄贈 来季は「200個」

[ 2012年11月25日 06:00 ]

養護施設の新小学1年生にランドセルを寄贈し、記念撮影する内海

 巨人・内海哲也投手(30)が24日、東京都北区の児童養護施設「星美ホーム」を訪れ、「ランドセル基金」の贈呈式を行った。

 レギュラーシーズンの奪三振と同数のランドセルを新入学児童に贈る活動で、5度目の今季は121個で通算655個。内海は来季から贈呈条件を奪三振から投球回へ変更し、WBCとポストシーズンも含めると宣言。子供たちの笑顔を見るために、日の丸を背負ってマウンドに上がる。

 チビっ子たちとキャッチボール、じゃんけんゲームなど、約1時間触れ合った内海がひそかに温めていたプランを口にした。

 「1年ぶりなので凄く楽しかった。ただ、三振の数が年々減っている。三振をイニングに変えて、一人でも多くの子供たちにランドセルを贈りたい。ポストシーズンも、WBCも全部入れます」。気持ちで投げる内海にとって、無邪気な笑顔を見ることが最大のエネルギー源になる。「自分も元気になるし、何よりの活力。全てがパワーに変わる」。来季で6年目となるランドセル基金の拡大を決断した。

 今季は通算1000奪三振も達成したが、ツーシームを覚えて打たせて取る投球術を取得したことで、奪三振はタイトルを獲得した07年の180をピークに減少傾向。一方で2年連続最多勝と、先発としての力は増している。そこで奪三振数によるランドセル贈呈でなく、今季リーグ3位の186イニングを投げた投球回に、WBCやポストシーズンの回数も含めたものに変更しようというのだ。

 「200個は贈呈したい。シーズンで200イニングも夢じゃないし、達成したい記録」。自身初の200イニング到達へ向けて、既に20日から始動している。「1年間しっかり戦える体力づくりをこの時期からやらないと」と、この日も訪問前にジャイアンツ球場で汗を流した。来年3月のWBCに向けて、またひとつ頑張らなければならない理由ができた。「候補に選ばれたら2月の宮崎合宿までにベストに仕上げたい。日の丸を背負う唯一の大会。野球人気回復のためにも、世界一になることが一番」。伊達直人のタイガーマスクならぬ、タイガー侍・内海は、子供たちの大きな夢を背負って投げる。

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