日本ハム・吉川 圧巻の完封劇が「第12回ジョージア魂賞」

[ 2012年11月24日 06:00 ]

ジョージア魂賞の表彰式で記念撮影する(左2人目から)山田久志氏、日本ハム・吉川、北海道コカ・コーラボトリングの佐々木康行常務取締役

 チームのために最も貢献した魂あふれるプレーに贈られる「第12回ジョージア魂賞」の表彰式が23日、札幌ドームで行われた。受賞者は日本ハム・吉川光夫投手(24)。選考委員の山田久志氏から記念の盾が手渡され、北海道コカ・コーラボトリング株式会社の佐々木康行常務取締役から、ジョージア製品1年分(12ケース)と賞金30万円が贈られた。

 授賞対象プレーは9月14日のソフトバンク戦(札幌ドーム)。相手先発で同じく左腕の大隣との白熱した投手戦で、圧巻の完封。相手打線をわずか2安打に抑えて13勝目を挙げた。6回1死からは一人の走者も許さず、9三振を奪って最後までマウンドを守り抜いた。日本ハム投手の1―0完封勝利はダルビッシュ(現レンジャーズ)以来で、この日の結果で防御率、奪三振、勝率の3部門でトップに立った。「自分の勝ちよりチームの勝ちが大事です」と常に謙虚な左腕。昨季まで3年間、1軍勝利のなかった男が投手戦を制して、3年ぶりリーグ優勝を大きく引き寄せた一戦でもあった。

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2012年11月24日のニュース